シューベルト:ピアノ作品集-2 WAKA-4155-56
イリーナ・メジューエワ(piano)
慰めと孤独。悲哀の彼方にあるポエジーを紡ぐ ―― 充実のシリーズ第二弾!
レコード芸術2011年10月号 特選盤
「…内省的で厳しく、恐ろしい音が全体を支配したかと思うと、ふと優しく包み込むような音で癒してくれる。メジューエワさんはこの対極にある音楽を、みごとなまでに表情豊かに聞かせる。」 (高坂はる香/ライナーノートより)
シューベルト(1797-1828)
●disc-1●
ピアノ・ソナタ (第14番) イ短調 D784
4つの即興曲 作品142 D935
●disc-1●
ピアノ・ソナタ (第14番) イ短調 D784
4つの即興曲 作品142 D935
●disc-2●
さすらい人幻想曲 ハ長調 D760
さすらい人(リスト編曲)
水車小屋の男と小川(リスト編曲)
連祷 (リスト編曲)
3つのピアノ曲 D946
録音:
2011年4月 & 6月
新川文化ホール(富山県魚津市)
2011年4月 & 6月
新川文化ホール(富山県魚津市)
WAKA-4155-56(CD2枚組)
STEREO/24Bit+96kHz Digital録音(disc-1)・DSD録音(disc-2)
国外の方は、送料は別途負担となります。
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「ショパン:ノクターン全集」が2010年度レコードアカデミー賞(器楽曲部門)に輝いたロシア出身の実力派メジューエワによるシューベルト・シリーズ第二弾。
今回のプログラムは、1822~23年に作曲された二つの重要な作品(「さすらい人幻想曲」、「ピアノ・ソナタ 第14番」)と晩年の傑作(「即興曲集 作品142」、「3つのピアノ曲 D946」)という二つの核のほかに、シューベルト歌曲をリストがピアノ独奏用にアレンジした3曲をカップリングするという意欲的な内容です。「ソナタ 第14番」は1992年(オランダ、Erasmusレーベル)以来、「3つのピアノ曲 D946」は2005年(若林工房)以来の再録音。
重厚堅固な構築性と自発的即興性がバランスよく結びついた弾きっぷりは、メジューエワの一層の進化・深化を物語るものでしょう。若くして逝った天才シューベルトの孤独と悲哀に満ちた心の奥底を詩情豊かに聴かせる充実の二枚組です。