シューマン《交響的練習曲》&ベートーヴェン:ソナタ No.31 WAKA-4109

イリーナ・メジューエワ(piano)

限りない深みへ ――
気鋭の女流ピアニストがドイツ初期ロマン派の傑作に挑んだ1枚

シューマン《交響的練習曲》&ベートーヴェン:ソナタ No.31 WAKA-4109

レコード芸術2005年10月号 特選盤

  1. シューマン: 交響的練習曲 作品13
  2. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110
録音:2004年6月12月
新川文化ホール(富山県魚津市)


WAKA-4109
STEREO/24-Bit Digital Recording


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イリーナ・メジューエワの新録音。最近作3アルバムが全て「レコード芸術特選盤」に選ばれるなど、快進撃を続けるメジューエワですが、今回のアルバムでは、近年特に力を入れている古典派~初期ロマン派のドイツ音楽を取り上げました。

演奏時間38分を超えるシューマンの《交響的練習曲》は、巨大なスケール感と繊細優美な表現を併せ持つ見事な演奏。5曲ある遺作変奏のうち4曲を独自の配列で挿入しているのも注目です。

カップリングされたベートーヴェンのソナタ第31番は、これまでにコンサートでも何度も取り上げ、1998年にはコロムビアへ録音もしているお気に入りの作品。終楽章《嘆きの歌》とフーガにおける清澄で深みある表現の迸りに演奏家の深化の跡が鮮やかに刻印されています。