J.S.バッハ インヴェンションとシンフォニア WAKA-4110

中野 振一郎(Cembalo)

シンプルにして美しい ―― 名匠の手により新たな命を吹き込まれたバッハの小宇宙

J.S.バッハ インヴェンションとシンフォニア WAKA-4110 中野 振一郎

レコード芸術2006年1月号 特選盤

  1. 2声のインヴェンション BWV772-7863
  2. 声のインヴェンション(シンフォニア) BWV787-801

使用楽器:
French double manual harpsichord After N. et F.
Blanchet 1730, William
Dowd – PARIS 1982*ピッチ: a’=415hz

録音: 2005年5月7~8日
新川文化ホール(富山県魚津市)


WAKA-4110
STEREO/24-Bit Digital Recording
発売元:若林工房


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2004年度文化庁芸術祭・大賞を受賞するなど、充実した活動を続ける中野振一郎によるバッハの「インヴェンションとシンフォニア」。

今日ではピアノ学習者の重要な教材のひとつに数えられるこの作品は、元来、J.S.バッハが長男ヴィルヘルム・フリーデマンの音楽教育を目的に作曲したもので、教育目的と同時に「多声音楽における美の追求」というバッハ自身の目的も明確に感じさせる、大変充実した傑作です。

二声体と三声体という限られた音だけを用いてシンフォニックな響きを生み出す――チェンバロという楽器を知り尽くした鍵盤の達人バッハならではの試み――中野振一郎はこの試みを実際の音響の世界で見事に実現。

シンプルにして奥行きの深い美しい演奏により、作品の魅力を引き出すことに成功しています。