18世紀ドイツの「組曲」集 WAKA-4114

中野 振一郎(Cembalo)

先輩作曲家たちから大バッハへ到る「組曲」の道程

18世紀ドイツの「組曲」集 WAKA-4114 中野振一郎

レコード芸術2006年12月号 特選盤

  1. ベーム:組曲 ハ短調
  2. テレマン:チェンバロの為のソロ(組曲) ハ長調(《エセルチジ・ムジチ》より)
  3. フィッシャー:組曲《オイテルぺ》(《音楽のパルナソス》より)
  4. J.S.バッハ:イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV807

使用楽器:
French double manual harpsichord after N. et F. Blanchet 1730 William Dowd, Paris 1982
調律法:Tartini-Vallotti  Pitch: a’=415Hz
調律: 百瀬昭彦

録音:2006年5月31日~6月1日
山梨市花かげホール


WAKA-4114
STEREO/24-Bit Digital Recording
発売元:若林工房


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大バッハの少し前の時代(あるいはほぼ同時期)に活躍した先輩作曲家たち(ベーム、フィッシャー、テレマン)とバッハ自身の「組曲」を組み合わせた1枚。

バロック時代に流行した「組曲」というジャンルを手掛かりにして、18世紀前半のドイツ鍵盤音楽の流れを俯瞰する試み。

中野振一郎の優れた演奏は19世紀以降忘れられていたこれらの作曲家たちの美しくも感傷的な旋律に満ちた佳品に息を吹き込むと同時に、伝統に則りながらも超時代的な作品を創造したバッハの偉大さを改めて浮き彫りにします。