ヴェルサイユ・クラヴサン音楽の精華 WAKA-4113

中野 振一郎(Cembalo)

18世紀フランス、ヴェルサイユ宮廷に花開いたロココ文化の粋。

ヴェルサイユ・クラヴサン音楽の精華 WAKA-4113 中野 振一郎

レコード芸術2006年12月号 特選盤

    F.クープラン:

  1. 恋のうぐいす(~第14オルドルより)
  2. J.-Ph. ラモー:
    クラヴサン曲集(1724)より 組曲 ホ短調

  3. アルマンド
  4. クーラント
  5. ロンドによるジーグ I
  6. ロンドによるジーグII
  7. 鳥たちのさえずり
  8. リゴードン I & II とそのドゥーブル
  9. ロンドによるミュゼット
  10. タンブーラン
  11. 村人たち
  12. A. フォルクレ:
    第5組曲 ハ短調より

  13. ラモー
  14. シルヴァ
  15. ジュピター
  16. F.クープラン:
    第17オルドル

  17. 威厳、別名「フォルクレ」
  18. 小さな風車
  19. クーラント
  20. バニョレの乳しぼりの女
  21. J. デュフリ:

  22. 三美神(~クラヴサン曲集 第3巻より)

使用楽器:French double manual harpsichord after N. et F. Blanchet 1730 William Dowd, Paris 1982
調律法:Rousseau / Rameau (フォルクレ作品)  Pitch: a’=415Hz
調律: 百瀬昭彦

録音:2006年5月30日~31日
山梨市花かげホール


WAKA-4113
STEREO/24-Bit Digital Recording
発売元:若林工房


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フランス王国が文化・芸術面で急速な洗練化をはかった太陽王ルイ14世の時代からフランス革命が勃発するまでの約80年間、クラヴサン音楽はフランスにおいて大きな発展を遂げます。なかでも文学趣味と音楽の融合によって生まれた「ポルトレ」は、この時代のサロン文化の象徴でもあり、花形的な存在でした。

その「ポルトレ」の代表的作曲家F.クープラン、ラモー、異彩の作曲家フォルクレ、そしてフランス革命勃発の翌日に世を去ったデュフリという4人のクラヴサン音楽を集めたのがこのアルバムです。ヴェルサイユ宮殿で花開いたロココ文化の粋を、世界的チェンバリスト中野振一郎による極めつけの演奏でたっぷりとお楽しみください。