ムソルグスキー & ラフマニノフ

イリーナ・メジューエワ(piano)

作品の真実に迫るピアニズム。「展覧会の絵」、待望のセッション録音

レコード芸術2015年2月号 特選盤
ムソルグスキー & ラフマニノフ

ライナーノートより
「まず柔軟で自在な身体性…(中略)…完璧に合理的な動きが音楽を導いていきます。そして、同時に、既成概念にとらわれず自由に想像する力、共感する力が、楽譜が書かれているまさにその時に、創造の現場に立ち会っているかのような生々しさと現在性をもって、作曲家と共鳴しながら演奏を生成させていきます。」(井上建夫)

ムソルグスキー:
組曲「展覧会の絵」

ラフマニノフ
断片 変イ長調 (1917)
プレリュード(ピアノ小品) ニ短調 (遺作)
プレリュード ハ短調 作品23の7
プレリュード ロ短調 作品32の10
プレリュード ト長調 作品32の5
プレリュード 嬰ト短調 作品32の12
プレリュード 変ニ長調 作品32の13

録音: 2014年9月 新川文化ホール(富山県魚津市)

WAKA-4180
JAN:4580359960751
STEREO / DSD録音
2016年11月25日発売


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イリーナ・メジューエワの2014年最新録音は久々のロシアン・レパートリー。ムソルグスキーの傑作「展覧会の絵」とラフマニノフの小品を組み合わせた一枚です。メジューエワの十八番ともいえる「展覧会の絵」にはこれまで二種類のライヴ録音(2004年 & 2012年)がリリースされていますが、今回は待望のセッション初録音。スタンダードな解釈とともに細部まで彫琢された表現は説得力抜群で、作品のもつ深い精神性を見事に浮かび上がらせています。併録のラフマニノフも素晴らしい出来栄え。色彩感豊かな音色と圧倒的に幅広いダイナミック・レンジを駆使しながら、大河のような音楽の流れを作り出しています。ロシア・ピアニズムの真髄をたっぷりとお楽しみください。