J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻

イリーナ・メジューエワ(piano)

「あなただけに」語りかけてくるバッハの音楽。愉悦と調和に満ちたひととき

レコード芸術2015年10月号 特選盤
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻  イリーナ・メジューエワ


ライナーノートより
「その世界は光に満ち、音楽の絶え間ない愉悦の中にある」(岡田央太)
「まさに『神を内に招きいれたように』自由であり、それゆえ人間味にあふれている」(國重 裕)

J.S.バッハ:
平均律クラヴィーア曲集 第1巻
(24の前奏曲とフーガ BWV846~869)

録音: 2014~2015年、新川文化ホール(富山県魚津市)

WAKA-4187~88
JAN:4580359960867
STEREO / DSD録音
2015年8月3日発売


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高い評価を獲得した前作「バッハ・アルバム」に続くメジューエワのバッハ作品集。ファンが待ち望んだ「平均律クラヴィーア曲集」より「第1巻」の登場です。周知のとおり「平均律クラヴィーア曲集」は「ピアノの旧約聖書」と称されるほどの傑作ですが、メジューエワは、気負うこともひるむこともなく、ひたすら謙虚に、バッハの書いた音符ひとつひとつを紡いでゆきます。その姿勢は、まるで修道僧の祈りを思わせるもの。厳しい精神性を徹底した先に生まれたのは、「自在の優しさと奥深さ」、そして「光と調和に満ちた世界の妙なる愉悦」。汲んでも尽きぬバッハ音楽の魅力をストレートに伝える、まさに「musizieren(ムジツィーレン=よい音楽をする)」という言葉に相応しい演奏です。古来、名演奏の多い「平均律」の録音史にまた新たな一頁が書き加えられました。