モーツァルト ピアノ・ソナタ集 vol.3 WAKA-4192-93

イリーナ・メジューエワ(piano)

天才作曲家の喜怒哀楽を表情豊かに描く ―― 待望のソナタ全曲録音、いよいよ完結!

レコード芸術2016年6月号 特選CD
モーツァルト ピアノ・ソナタ集 vol.3 WAKA-4192-93

「・・・さまざまな登場人物が『語り合ったり』『囁いたり』しているさまが目に浮かぶようであり、その独特の『間合い』がじつにチャーミングです。モーツァルトの音楽における演劇的要素をこれほど明確に打ち出した演奏スタイルはひじょうに個性的で、21世紀の新しいモーツァルト像を聴き手に届けてくれます。」(中川哲也/ライナーノートより)

●disc-1
ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調 K.279 (189d)
サリエリの主題による6つの変奏曲 ト長調 K.180 (173c)
ピアノ・ソナタ 第6番 ニ長調 K.284 (205b)
ピアノ・ソナタ 第7番 ハ長調 K.309 (284b)

●disc-2
ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K.333 (315c)
ピアノ・ソナタ 第15(18)番 ヘ長調 K.533/494
ピアノ・ソナタ 第18番 ニ長調 K.576

録音:2015年11月~12月、新川文化ホール(富山県魚津市)

WAKA-4192~93(2枚組)
JAN:4580359960904
STEREO / DSD録音
2016年4月5日発売


国外の方は送料は別途負担となります。
お問い合わせください。

イリーナ・メジューエワによる好評のモーツァルト・シリーズ第三弾、ピアノ・ソナタ全曲録音の完結編。バロックの影響を感じさせるソナタ第1番(K.279)から、中期の傑作(K.333)を経て晩年のニ長調ソナタ(K.576)に至るまで、六曲のソナタを通してモーツァルトの創作スタイルの変遷を味わえる興味深いプログラムです。メジューエワの演奏は、これまでの二作と同様、瑞々しい感覚と推進力に満ちあふれたもの。明確なタッチとアーティキュレーションで、モーツァルトの喜怒哀楽を表情豊かに描き上げます。モダン・ピアノの長所を最大限に生かしつつ18世紀音楽のスタイルを重視した演奏は、新しい時代のスタンダードと呼ぶに相応しいでしょう。新潟在住の画家、堀葉月による描きおろしジャケット絵画もアルバムの美しさに花を添えています。