リスト:巡礼の年 第3年 WAKA-4203

イリーナ・メジューエワ(piano)

メジューエワ日本コンサートデビュー20周年記念、第3弾。 2アルバムを同時リリース!

リストの苦悩と偉大の結晶 ―― 彼岸へ思いを馳せる巡礼の旅
レコード芸術2017年10月号 特選CD

ライナノートより
「…低音のふとい和音から、こまかく繊細なパッセージまで、しっかりピアノを響かせ、鳴らしきっている。その歩みは作曲家の孤独な後姿さえ髣髴とさせる。とくに第6曲の後半、trionfare(勝利を告げるように)の神々しい昂揚感は圧巻だ。それはリストその人の苦悩と偉大を結晶化したかのような音楽だ」 (國重裕)

リスト:
巡礼の年 第3年 S.163 (全7曲)
聖ドロテア S.187

録音: 2017年4月8~9日、新川文化ホール(富山県魚津市)
WAKA-4203
JAN:
STEREO /DSD録音
2017年7月22日発売


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メジューエワによるリスト「巡礼の年」全曲録音がスタートしました。第1弾となる今作は、有名な「エステ荘の噴水」を含む「第3年」。レチタティーヴォや不協和音を多用した調性の曖昧な音楽は、難解・晦渋とされる一方で、リスト晩年の深い精神性をたたえた傑作として近年は高く評価されています。メジューエワの一音一音をかみしめるような演奏からは、作曲家の苦悩と諦観が痛々しいまでに伝わってきます。アンコール風に置かれた「聖ドロテア」も魅力的な一曲。