ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲 & 月光ソナタ

コンスタンチン・リフシッツ(piano)

広大無辺、未踏の沃野を切り拓く。若き巨匠リフシッツの驚異のピアニズム
レコード芸術2018年5月号 特選CD

ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲 & 月光ソナタ コンスタンチン・リフシッツ

ベートーヴェン
ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2 《月光》
ディアベッリの主題による33の変奏曲 作品120
(ピアノ… ベーゼンドルファー Model 275)
録音:2017年10月9日~12日、相模湖交流センター


WAKA-4208
JAN:4580359961079
STEREO / 96kHz+24-Bit 録音
発売元:若林工房


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ベートーヴェン晩年の大作「アントン・ディアベッリのワルツによる33の変奏曲」は、「音楽史上もっとも偉大な変奏曲」と褒め称えられながらも、その晦渋さで知られる作品です。単純なワルツが変容しながら巨大な宇宙を作り上げていくさまは、まさに楽聖ベートーヴェンの神業。ロシア・ピアニズムを継承する若き巨匠リフシッツは、圧倒的なヴィルトゥオジティに支えられた大胆な解釈によって、この難解な傑作を鮮やかに切り拓いてみせます。併録の「月光ソナタ」も古典的な佇まいと新鮮な感覚が共存した味わい深い演奏です。なお、ジャケット表紙記載のアルバム・タイトル「AN DIE FERNE UNSTERBLICHE GELIEBTE(遠くの不滅の恋人に寄せて)」は、作品の被献呈者である二人の女性(「ディアベッリ変奏曲」→アントーニエ・ブレンターノ/「月光ソナタ」→ジュリエッタ・グイッチャルディ伯爵令嬢)が、ベートーヴェンの「不滅の恋人」の候補とされていることに因んでいます。