ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番&幻想曲 WAKA-4145

イリーナ・メジューエワ(piano)

第48回レコード・アカデミー賞 器楽曲部門にノミネート

ショパン生誕200年、メモリアル・イヤー企画、第4弾!
聴き手の胸を打ちのめす圧倒的な情感 ―― ショパン演奏の伝統に裏打ちされた気品と風格

ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番&幻想曲 WAKA-4145 イリーナ・メジューエワ

レコード芸術2010年10月号 特選盤

・・・(ソナタ第3番、第3楽章ラルゴ)…その圧倒的な情感は聴くものの胸を打ちのめす。さらにホ長調の中間部には沈痛な静寂が与えられ、神韻縹渺たる佇まいに芳醇なロマンが零れるようだ。加えて余韻嫋々たる主題の回帰。(…)このディスクには、ショパンの真実が詰まっているのみならず、イリーナ・メジューエワという稀代のピアニストによる、ひとつの芸術の極致が示されている。 (真嶋雄大/ライナーノートより)

ショパン
 ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
 3つのマズルカ 作品56
 即興曲 第3番 変ト長調 作品51
 幻想曲 ヘ短調 作品49
録音:2010年3月、4月
新川文化ホール(富山県魚津市)


WAKA-4145
STEREO/24-Bit+96kHz Digital録音


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ショパン生誕200年のメモリアル・イヤーに続々と新作を発表しているメジューエワが、いよいよ最高傑作のソナタ第3番に挑戦しました。

カップリングには、幻想曲(作品49)や3つのマズルカ(作品56)、即興曲第3番(作品51)といったショパン円熟期~晩年の名作を並べるという意欲的なプログラム。まさに「全身全霊を込めた」という表現が相応しい、風格さえ漂わせるスケールの大きな演奏は、ロシア最高のショパン弾きでもあったゲンリヒ・ネイガウスの教えがその弟子たち(T. グートマン→V. トロップ)を経てメジューエワに脈々と受け継がれていることを見事に証明しています。

ロシア・ピアニズムの伝統の重みを感じさせる一枚、「ショパン弾き」としてのメジューエワの面目躍如たるアルバムです。