さすらい人幻想曲 ~シューベルト作品集 WAKA-4149

コンスタンチン・リフシッツ(piano)

透徹したタッチの醸し出す幽寂たる香気。
孤高の天才が紡ぐシューベルトの内なるファンタジー。

さすらい人幻想曲 ~シューベルト作品集 WAKA-4149 コンスタンチン・リフシッツ

レコード芸術準特選盤
・・・「リフシッツはシューベルトに特定のイメージを想定してそこに収斂させるのではなく、変幻しながら次々と多種多様なファンタジーを創生し、計り知れない躍動を持つ生命体に結実させているのだ。作曲者の高邁な境地や達観を示したこのディスクが、シューベルト演奏のひとつの最高峰であることは間違いない。」 (真嶋雄大/ライナーノートより)

さすらい人幻想曲 ハ長調 D760 (作品15)
ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D958
アレグレット ハ短調 D915

録音: 2008年7月3~5日
新川文化ホール(富山県魚津市)


WAKA-4149
STEREO/24Bit+96kHz Digital録音
発売元:若林工房


国外の方は、送料は別途負担となります。
お問い合わせください。

天才の名をほしいままに欧米で大活躍を続けているコンスタンチン・リフシッツの2008年録音作品。富山県魚津市の新川文化ホールで録音されたオール・シューベルト・プログラムの登場です。

リフシッツのシューベルトには、ソナタ第20番・21番、即興曲集(全8曲)、楽興の時、3つのピアノ曲(D946)などがありましたが、いずれもコンサート・ライヴ録音。今回は初出のレパートリー、しかも待望のセッション録音となります。

その演奏は、期待どおり詩情とロマンのほとばしるみずみずしい魅力に満ちたもの。自然でありながら重厚な構成感、内省の淵を覗くような思索性、そしてなんといっても透明感あふれる清冽なタッチの生み出す独特のリリシズムによって、作品に内在するファンタジーを変幻自在に描き出します。新しい時代のピアノの抒情詩人リフシッツの魅力を満載した一枚です。