ショパン: ピアノ・ソナタ 第2番 《葬送》 WAKA-4148 

イリーナ・メジューエワ Irina Mejoueva (piano)

ショパン生誕200年、メモリアル・イヤー企画、5弾!
香り立つ気品、限りない郷愁と憧憬 ―― 恐るべき音楽的感興を湛えたショパン

ショパン: ピアノ・ソナタ 第2番 《葬送》 WAKA-4148 イリーナ・メジューエワ

レコード芸術2010年11月号 特選盤



・・・「磐石の技巧によって音楽を前に進めていく駆動力、遥か終着を見通す洞察力、緻密な構成観に立脚した造形、大胆な起伏と振幅による音楽的うねりとダイナミズム、瑞々しい息吹、あくまで自然に振舞いながら、畳み掛けるようなフレージングや時折ふと佇むような足取りなど、ショパンが作品に込めた姿を見事に、そして鮮烈に歌い上げていく。」
(真嶋雄大/ライナーノートより)

ショパン
 華麗なる大円舞曲 変ホ長調 作品18
 ポロネーズ 第2番 変ホ短調 作品26の2
 即興曲 第1番 変イ長調 作品29
 ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調 作品26の1
 即興曲 第2番 嬰ヘ長調 作品36
 ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品35 《葬送》

録音:2010年3月、4月
新川文化ホール(富山県魚津市)


WAKA-4148
STEREO/24-Bit+96kHz Digital録音


完売しました

メジューエワによるショパン生誕200年メモリアル・イヤー企画、第5弾の登場です。ソナタ第3番(WAKA-4145)に続く新作は、もうひとつの傑作ソナタ、第2番《葬送》をメインとしたプログラム構成で、ショパンの若き日の傑作ワルツ《華麗なる大円舞曲》から円熟に向かう時期の作品(二つのポロネーズ作品26、即興曲第1番&第2番)をカップリング。

ワルツや即興曲でのえもいわれぬ優美な情感と、ポロネーズやソナタでの強靭なタッチの驚くべきコントラスト。一層の深みとスケールを獲得したその演奏は、もはや堂々たる風格すら漂わせているといっても過言ではありません。真摯に作品と向き合い、作品の深奥にひそむ作曲家の声にひたすら耳を傾けることによってのみ可能となった迫真の芸術表現。絶えざる深化を遂げ続ける俊英ピアニストの「いま」をお聞き逸しなく。